みなさんお久しぶりです。
ブログをこうしんしてない間にいろいろありました。
経営って難しいですね、職人としてだけならよかったんでしょうが。
とうとう1人なってしまいました。理由は様々ありますが、とてもつらいです。
今回は長めのブログになります。
平成23年に独立してすぐに一人雇い入れました。更に腕を磨き新しいことを覚えながら日々楽しくやっていましたが、当時は同業者からの請けが多くお客様からみると孫請けひ孫請けの位置で仕事をしていました。そんな中先の仕事が決まっていない不安と、職人さんを遊ばせてはいけない責任感とで、大型物件に手を出し始めました。それが運の尽きだったのでしょうか、とりあえず値段が安い中受けた以上終わらせねばならず、人を呼んでは必死にこなしましたが蓋を開ければ大赤字!
赤字でも支払いは容赦なく発生するので、また大きい仕事を受けて支払いにまわすとゆう悪循環に陥りました。みるみる借金が増えていきました。
このままではいけないと職人さんを独立させ、大型物件からは手を引きましたが、今までのコツコツ真面目にこなしてきた仕事が実ったのか、人に恵まれいろいろな元請けさんを紹介していただき気がつけば仕事量が一人では廻りきれないくらいになりました。
応援を呼んだりしながらやっていく中で、借金をかかえてることなどから家庭でゴタゴタになり精神的につらい日々が続いてました。今思えばこのときにそのままの仕事のやりかたを続けていればよかったのかと思われますが、まともな精神状態では無かったかとおもいます。
お金があったらええねんやろ と考えるようになりましたが、手を抜くとゆうことがどうしてもできず、儲けるとゆうことができません。
そこへホームページを作りませんかとゆう話があり、壁仙人として足場から塗装まで全部をお客さんから直接受けていこうと考え始めました。
ちょうどその頃はIT業界が建築業界を食い物にしている時だとあとから話を聞きましたが、あまり疑うことを知らなかった私はその後の他社の営業マンにこうした方がいいですよ、こうゆうのが効果的ですよとゆう営業トークを鵜呑みにしてどんどんやっていき、また借金が増えていきました。このホームページはすごくお気に入りで担当のUさんは他はいらないです、とゆってくれていたのにゆうこと効いといたらよかったなーと反省しています。
言い訳になりますが、このときはまともじゃありませんでした。
案件紹介などに登録していろんな仕事をこなしたりしていましたが、安くが前提のネット集客に飛び込んでも相見積もりでまけ、細かいお助け業務のような何でも屋さんみたいなことをこなす日々が続きました。自分の本業もあるので人にお願いすることが多くなり今まで自分が作業して稼いできた分がほとんど右から左へとゆう状態を1年ほど続けました。
ちょうど高槻の地震と大型台風の被害があったときで、困っている方がたくさんおられたので儲けをかんがえず、誠意をもって対応していたら気に入っていただけたのか何件か塗り替えの紹介をいただきました。
しかしホームページ集客はほとんど無く諦めかけていました。
既存の元請けさんの仕事をしっかりこなそうと、職人さんを雇い入れ、このブログ更新があまりない間は2人三脚でやってきました。すごくいい子で無条件に信頼できるし、頑張り屋やし将来壁仙人を継いでもらいたいとさえおもっていました。
しかし、無用なホームページやその他事業のためにこしらえた借金返済がじわじわと僕の首をしめていきました。
職人の子も腕があがりこれからとゆうときでしたが、それまでに財政状況がつづかず一人になってしまいました。
年末年始は本当に苦しく仕事始めの現場も身体がうごかずに倍ほど時間がかかり、何も楽しいことが無く正直死のうとさえおもっていました。
1~3月はうつ病だったと思います。
なんでこうなったんやと自問自答の日々。まったく希望を持てない日々がつづきましたが、お世話になっている元請けさんから励ましの動画をおくってもらいそれを見てからむさぼるように動画を見ました。そして自分はこうしたい、こうしたかったとゆうのが見えてきました。それがありがとうプロジェクトです。
ありがとうプロジェクトとは、
の前に今の建築業界はお客さんも職人も悲惨な状況だとゆうこと述べないとダメでしょう。
先に断っておきますが、決してすべての業者がそうとゆうわけではありませんが多くの業者が陥っていると言っても過言では無いでしょう。
まずは安すぎます、例えばシールなどの専門業種は工務店から仕事をもらうのはまれでは無いでしょうか、大概はサイディング商社、塗装店、などが工務店から総請けして手配する等とゆうのが一般的です。その間が多ければ多いほど実際施工する職人の単価は安くなります。そうしたらまともな仕事をしていてはお金が残らないのでどうしても手を抜くところが増えてきます。
例えば私の実例ですが、応援に行ったときにシールの撤去を行いました。応援先の子方の子が撤去した跡の目地にシールが取り切れていないのを見て 私が「こんな撤去じゃ意味ないやン、ちゃんととらんとあかんで」と言いましたが「いつもこんなんですよ」とゆうので、「古いの残してたらすぐ切れてくるやろ」といいました。そしたら信じられない言葉が返ってきたのです。「切れてきたらまた仕事ができるじゃないですか、って親方がゆってます」と
僕はああ こいつらとは合わんなと思いました。何のために仕事をしてるかわかってません、その人たちはお金のためだけに仕事をしているのです。お客さんがかわいそうだとおもいましたが、そうゆう職人が多いのは事実なんです。そして一回走る(手を抜いて数をこなす)ことを覚えた職人はいい値段がでていても こんなけ残ると考え走ってしまうでしょう。
私はそうゆうやつはもはや職人ではないと思っています。こだわりが無くなればただの作業員です。
現在私は安すぎず仕事もさせてもらっているのでまだましなのですが(本音をゆうともう少し上げて欲しい 笑)借金でお金が足りない時でも一切手は抜けませんでした。そのこだわりが今の現状をうんではいるのですが、性格上 手は抜けないし、ここだけは誇りにおもっています。経営者としてはしっかくかもしれません。
そして塗装業界においても様々な問題があります。
代表的なものは訪販業者が巾をきかせていることでしょうか、
安いか、お客さんのところへ行くときは僕たちと変わらない値段で提案しているのですが、考えてみてください。
営業所を何店舗か持ち、営業マンをやとい広告をバンバンうっているような会社が企業努力だけで会社の利益を生み出せるでしょうか?
答えはNOです。材料は自社製品だから安いとはうたってますが、塗装工事における材料代の割合が半分を占めているならわかりますが、材料代は知れています。それよりも人工代がかさみます。
ある訪販業者の下請けに入っているペンキ屋さんは材料支給で人工に毛が生えたくらいの手間請けでやっているみたいです。そのうえ付帯部(鉄部や樋等)の材料は自分持ち。
いい仕事はできないといってるのを効いたことがあります。だけど仕事が切れずにあるから抜け出せないとも・・・
厳し言い方ですが、職人ではないですよね ただの作業員です。
そんな人たちは自分の仕事を請けて職人にもどれるんでしょうか?
今では少ないとはおもいますが 材料を薄めたり、2回塗りを1回で済ませたり等
このほかにも建築業界はいろいろな問題が山積みです。
幸い私が請け負った塗装工事は信頼できる仲間(職人であり作業員ではない)がこだわってやってくれました。
失敗といえばいい仕事をしてもらうにはそれなりにお金がかかります、そこへ私の利益をのせなくてはいけないのですが えっこんなかかんの?と びびってしまいあまり乗せられませんでした。
終わって蓋を開ければあんなけ動いたのに何をしてるかわからへんな とゆう利益でした。正直10%残ったこと無いです。
でも値段をあげると相見積もりでまけてしまう、自分が泣いてすむならとおもっていました。のでブログ更新もおろそかになっていました。
こんな状況の中至った答えが {ありがとうプロジェクト} です。
安いからはじまり仕事を途切れさせたくない、手を抜かないと残らない(私は手を抜けず倒産の危機)の悪循環をたちきりろう。
安かろう悪かろうでは誰も得ををしない、納得のいく値段で納得のいく仕事をすればお客さんも業者も私もみんなありがとうと思える。
それがありがとうプロジェクトです。
長い文章の割には当たり前のことやな~と思われるかも知れませんが、今あたりまえのことが当たり前にできてない業者が多すぎるのです。
そんなことを考えていきながら、どんどん元気を取り戻し、あの子がやめてなかったら今頃僕はバンザイ(倒産)していたな、うちのためにやめてくれたんやな~とか捉え方がかわっていきました。
今 本をむさぼるように読んでいます。まだまだ波がありしんどくなったりしますが、本を読めば著者の人生や偉人の人生を体験でき、起こった出来事やネガティブな感情に対しての捉え方をかえれるのでどんどん成長できている実感があります。
長くなりましたがここまで付き合ってくださりありがとうございました。これからはちょくちょくブログ更新していきますのでどん底から復活していくさまをお楽しみに。
それとありがとうプロジェクトに賛同してくれる仲間も募集しています。
我こそは職人だ、作業員では無いとゆう方で今の職場では走らないと怒られる、納得のいく仕事がしたい、こうしたほうがいいんちゃうと意見を言いたい、もっと自分の価値を見て欲しいとゆうやる気のある方はご連絡ください。メインは 防水・シールです。がいろんなことします。
仕事内容にはうるさいですが失敗で起こったりはしません。働きやすい職場やとおもいます。